【技術職】H.K(2018年新卒入社)

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2018年新卒入社

入社時期とそのキッカケを教えてください私は大学院を卒業後、2018年4月に新卒で入社しましたが、もともとは高校の教師になって地元の岩手県に帰ろうかなと思っていました。
進学した日本大学の工学部キャンパスが福島県の郡山市にあったことがキッカケで、福島に来たんです。でも大学で研究を進めるうちに、もう少し研究してみたいと思ってそのまま大学院に進みました。

そして就職を控えた時に、もともと夢だった教職に進むか、研究していた経験を活かして研究職に進むか考えた時に研究職に進むことを決めて就活をしたのがキッカケです。

photoなぜ地元に戻らず、この会社を選んだのですか?
岩手にも、総合職であれば求める職場はありました。でも総合職なので転勤があったり、希望する働き方ができないと感じたので、地元にこだわらず探していたんです。

大手は大きな研究の一部しかできないことが多いですが、ここは一通りの工程全てに携わることができます。大きな研究の一部となるよりも、自分にしかできないような、代えの効きにくい、必要とされる仕事をしたいと思っていたので、ここに決めました。

仕事のやりがいを教えてください。
大学の先輩などから聞いた話ですが、もっともっと大規模な工場を持つような会社は、私たちの研究職と他の現場との関わりが薄いと耳にします。そういったところは、私たちが行うラボの実験から別の担当に渡して、それを生産ラインに下ろしていくといった感じで、多くの人が間に入ってきます。そうすると、考え方の違いや相違点などが出てきやすく、溝が出来ることが多いそうです。
そうした溝を埋めていくのも、魅力ある仕事の一つですが、うちの会社は自分で一通りのことを進めていけるような仕組みです。それ故に、責任が大きい仕事ですが、私はそれが楽しいと感じますし、トラブル解決まで全て自分の責任なのでとてもやりがいを感じます。

実際に入社した今の印象を教えてください。仕事で言えば、ただの私の確認不足だったのですが埼玉の戸田に工場もあるのでそっちで有機合成をやるんだと勝手に思い込んでいました(笑)。でも、実際はいわき工場でも有機合成もやりますし、当時は合成が苦手だったので、入社直後はちょっと憂鬱な日々をすごしていました(笑)。
今はもう苦手意識はあまりありませんし、必要不可欠な仕事なので今は楽しくやっています。

人の面で言えば面談の時から優しい感じがしていました。面談は工場長、各部署の管理職の方々が担当してくれたのですが「有機合成が苦手でも大丈夫?」と親身に気にかけてくれたのを今でも覚えています。

photo今の仕事内容について教えてください。
製品の開発・設計が主な仕事です。

お客様の要望に合わせた製品をラボで生成する新規開発から始まり、それを実際の製造現場で生産していくための設計までを行います。
ラボで生成したものを、製造ラインに下ろしていきますが、ラボと実際の製造現場では規模の違いから反応が異なるものや現場の体制によってラボの実験通りにはいかないことが多くあります。そういったものを現場の生産体制に合わせるために実験の手法を変えたりして調整をしていくところまで担当しています。

どんな1日を過ごすのか教えてください。
働く時間は基本的同じですが、日々決まった仕事をこなす仕事ではないため日によって本当にバラバラです。
合成を一日中やる日もあれば、一日中分析をしていることもあります。分析作業は一定の決まった作業工程もありますが、それも合成の状況によって変わってくるので全く同じ日を繰り返すことはほとんどないと思います。

入社してから今までで感じる自分の成長や変化があれば教えてください。タスクマネジメントや時間の使い方を徹底するようになりました。
学生の頃は自分の研究さえうまく行けば満足していましたが、現在は会社として自分の研究だけではありません。他の先輩が担当している研究のサポートなどに回ることも重要ですし、そのためには自分の仕事が終わっていないといけません。
働ける時間は限られているので、その時間をいかにうまく使って、自分の仕事を効率良くこなしていくかというのを大切にするようになりました。


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どんな人がこの仕事に向いていますか?そうですね。語弊を恐れず言えば、あまり真面目過ぎない方だと思います。
仕事に熱心なのはとても重要で、研究や分析に没頭することも大切ですが、仕事ばかりだと疲れ切ってしまうかなと。

この研究職はうまくいくことばかりではありません。そうした時に真面目過ぎて「仕事命!」となってしまうと、どうしようもなくなってしまうので適度に息抜きが出来るくらいの方が向いていると思います。

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